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科学と宗教のあれこれに対する日本の意義について
2009.08.04 Tuesday
何となく思いつきから考察したことやら、その他色々
本筋と無関係な事を書き散らかす事もあるやもと思い立ち
othersカテゴリなんぞ新しく作ってみました。
頻度も不明!内容も未定!(ぉぃ
一発目は科学とか宗教とか。
メモなんでそう考えるに至った具体的な考察については
いっさいはしょってます。
時間があればまた今度。
本筋と無関係な事を書き散らかす事もあるやもと思い立ち
othersカテゴリなんぞ新しく作ってみました。
頻度も不明!内容も未定!(ぉぃ
一発目は科学とか宗教とか。
メモなんでそう考えるに至った具体的な考察については
いっさいはしょってます。
時間があればまた今度。
最近映画化された『天使と悪魔』の軸になっていたのは、宗教と科学の
対立でした。ここで両者が微妙な関係で描かれている背景には、その昔
宗教と科学・哲学が揺籃を繰り返しつつも互いに発展した時代があり、
それ以上に大きく対立を続けてきたという事情があります。
例えば錬金術は古代ギリシアやキリスト教の思想と実践的魔術が、「俗」の
世界で融合を果たして科学の発展に大きく寄与したと言われています。
ここでいう魔術は、薬学や自然科学的な知識だと思われます。
しかしそれ以上に科学が以前のキリスト教的価値観を理論で以って覆そうと
した時、それはそれは大きな対立があったので(ここらへんは多分科学史が一番詳しい)
作中ではローマ・カトリック総本山であるヴァチカンと科学者は単純な対立構造ではなく、
互いの和解を阻む深い溝を読者に感じさせる描かれ方をしています。ヴァチカンは
作中で、科学は人の心を救えないといった趣旨の発言をしますが、『天使と悪魔』が
『ダヴィンチ・コード』に続いて大きな話題を呼んだのは、西洋の人々にとって宗教と
科学の関係が未だ大きな関心事であるからだと思われます。
話は変わって日本ですが、日本人からすると、科学と宗教が対立構造にある
というのが感覚的にイメージしにくいんではないかと思います。
そもそも一神教が根付いていないので「宗教とは何ぞや」から始めなくては
なりません。さらにいえば「神」が「絶対的創造神である」という事を感覚的に
掴むところからイメージせねばなりません。欧米におけるローマ・カトリックの
存在の大きさは調べれば理解はできますが、身近にないと感覚的に解り難いものです。
日本のキリスト教も欧米とはまた違った形に変化しています。
例えばイギリスの図書館で最近、コーランと聖書のどちらを上に置くかで大いに
揉めたらしいですが、なぜ揉めるのか事情は解ってもいまいち感覚的に重要性が
ピンとこない人もいるのではないかと思います。一神教とは他の神を絶対に認め
ないものですが、日本ではお稲荷さんも菅原道真公も、更に言えば「もの」だって
神様になれてしまうのですから。
なので特定宗教への帰属意識が薄い日本とは『天使と悪魔』のバックグラウンドは
大いに異なるところにあります。
しかし逆に、宗教でも科学でもカバーしきれない部分というのは、日本の強みに
なり得るのではないでしょうか。言葉では表現できない、もやっとしたもの、
「日本人なら解る」的なものはそれだけ他国の人に伝えにくいのですが、日本の
そういったものへのどでかい「包容力」はある意味貴重なんではないかと思います。
この貴重というのは、無論他にも大きな文化的包容力をもった国は沢山あるのだと
思いますが、そのまま近代化し経済成長を遂げて一応の先進国になっちゃった的な
意味合いです。
対立でした。ここで両者が微妙な関係で描かれている背景には、その昔
宗教と科学・哲学が揺籃を繰り返しつつも互いに発展した時代があり、
それ以上に大きく対立を続けてきたという事情があります。
例えば錬金術は古代ギリシアやキリスト教の思想と実践的魔術が、「俗」の
世界で融合を果たして科学の発展に大きく寄与したと言われています。
ここでいう魔術は、薬学や自然科学的な知識だと思われます。
しかしそれ以上に科学が以前のキリスト教的価値観を理論で以って覆そうと
した時、それはそれは大きな対立があったので(ここらへんは多分科学史が一番詳しい)
作中ではローマ・カトリック総本山であるヴァチカンと科学者は単純な対立構造ではなく、
互いの和解を阻む深い溝を読者に感じさせる描かれ方をしています。ヴァチカンは
作中で、科学は人の心を救えないといった趣旨の発言をしますが、『天使と悪魔』が
『ダヴィンチ・コード』に続いて大きな話題を呼んだのは、西洋の人々にとって宗教と
科学の関係が未だ大きな関心事であるからだと思われます。
話は変わって日本ですが、日本人からすると、科学と宗教が対立構造にある
というのが感覚的にイメージしにくいんではないかと思います。
そもそも一神教が根付いていないので「宗教とは何ぞや」から始めなくては
なりません。さらにいえば「神」が「絶対的創造神である」という事を感覚的に
掴むところからイメージせねばなりません。欧米におけるローマ・カトリックの
存在の大きさは調べれば理解はできますが、身近にないと感覚的に解り難いものです。
日本のキリスト教も欧米とはまた違った形に変化しています。
例えばイギリスの図書館で最近、コーランと聖書のどちらを上に置くかで大いに
揉めたらしいですが、なぜ揉めるのか事情は解ってもいまいち感覚的に重要性が
ピンとこない人もいるのではないかと思います。一神教とは他の神を絶対に認め
ないものですが、日本ではお稲荷さんも菅原道真公も、更に言えば「もの」だって
神様になれてしまうのですから。
なので特定宗教への帰属意識が薄い日本とは『天使と悪魔』のバックグラウンドは
大いに異なるところにあります。
しかし逆に、宗教でも科学でもカバーしきれない部分というのは、日本の強みに
なり得るのではないでしょうか。言葉では表現できない、もやっとしたもの、
「日本人なら解る」的なものはそれだけ他国の人に伝えにくいのですが、日本の
そういったものへのどでかい「包容力」はある意味貴重なんではないかと思います。
この貴重というのは、無論他にも大きな文化的包容力をもった国は沢山あるのだと
思いますが、そのまま近代化し経済成長を遂げて一応の先進国になっちゃった的な
意味合いです。
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プロフィール
HN:
桃晶(momoakira)
年齢:
36
性別:
女性
誕生日:
1989/03/21
職業:
大学生
趣味:
絵を描くこと、文を書くこと、楽器を弾くこと、音楽をつくること
自己紹介:
きれいなもの、ほっとするものが好きです。
色々な絵を描いたり、時には文章を書いたり
できたらいいなぁと思っています。
ラフな絵なんかももしかしたら載せるかも。
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